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2009年10月21日

餌としてのドングリ

ドングリを作るブナ科植物は、暖帯から温帯にかけての森林では、どこでも主要な構成樹種である。暖帯では常緑のシイ・

カシ類が照葉樹林の主要構成樹種であり、温帯ではブナ・ミズナラなどが落葉広葉樹林の中で占める割合が大きい。人工的

な撹乱がある場所では、クヌギ・コナラなどが出現する。 彼らの果実生産量は大きいもので、個々の果実も大きく、肥大

した子葉に大量のデンプンを蓄えている事から、特に哺乳類にとって、秋の重要な食料である。ドングリの出来不出来は、

彼らの秋から冬の生存に大きな影響をもたらす。2004年は、秋に北陸で多数のツキノワグマが人里に出没した事で話題をよ

んだが、この年の落葉樹林のドングリは不作だったとされている。

ドングリの渋抜きの方法としては、流水に数日さらす方法と、煮沸による方法がある。特に煮沸の場合、木灰汁を用いるこ

とがある。日本においては、前者は主に西日本から広がる照葉樹林帯の地域で、後者は東北地方や信州に広がる落葉広葉樹

林帯で認められる。また、渋みの少ない種の場合は、から煎りでもあく抜きになる。
北海道のアイヌ民族はドングリを「ニセウ」と呼んでいた。秋にトゥンニ(ミズナラ)やコムニ(カシワ)の実を拾い集め

、何度もゆでこぼしてアクを抜いたものをシト(団子)やラタシケプ(煮物)に加工して食べた。
北上山地の山村では、ナラ(ミズナラ)の実を粉砕して皮を除き、湯、木灰汁などを用いて渋抜きした「シタミ粉」と呼ば

れるものが作られていた。シタミ粉は通常湯で戻し、粥状にして食べた。
長野県木曽地方等では、地域興しの一環としてドングリコーヒーを提供しているほか、パンやクッキー等の材料としても用

いられている。
熊本では、カシ類(イチイガシ)の実から採取したデンプンで作る、「イチゴンニャク」や「カシノキドーフ」、あるいは

シイの実を用いた「シイゴンニャク」といった葛餅状の食品が知られている。

ドングリは樹種により多様な形状があるが、一つの種類に属しているドングリ複数個を並べて比較した場合、いずれの樹種

であっても形状はほぼ同一である。このことから、抜きん出たものが存在しない集団を指して、「団栗の背比べ」と言う。

「団」は「まるい」という意味を持ち、団栗は「丸い栗」という意味になる。

『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

日本の古典的な玩具の材料にもなりますよね。

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